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結論から言うと、ゴムの木(フィカス・エラスティカ)の増やし方は挿し木と取り木の2つ。手軽さなら挿し木、太い幹を確実に増やしたいなら取り木です。生長速度が早い品種なので、暖かい時期に作業すれば初心者でも十分に成功します。

挿し木と取り木、どちらを選ぶか
ゴムの木の増やし方は品種データ上も挿し木・取り木の2通りです。ひょろ長く伸びた枝や剪定で出た枝を活かすなら挿し木、幹が太くて切り離すのが不安な株なら取り木が向きます。どちらも親株の生育に負担がかかるので、元気な株で行うのが前提です。
- 挿し木=手軽・数を増やせる 剪定で切った枝をそのまま使えます。複数本を同時に挑戦できるので、1本失敗しても取り返しがつきます。
- 取り木=成功率重視・大株向き 枝を親株につけたまま発根させるため、切り離す時点で根がある状態。太い幹や思い入れのある株で安心して使えます。
- 樹形直しも兼ねられる 徒長して葉と葉の間隔が広がった枝は、挿し木や取り木の材料にすると株姿の立て直しと増殖を同時にこなせます。

増やせる時期と、作業前に整える環境
適期は生長が活発になる5〜9月ごろの暖かい時期。生長速度が早い品種なので、この期間なら発根までのスピードも稼げます。耐寒温度は5℃ですが、それは越冬の下限であって発根に適した温度ではありません。気温が下がる秋以降は作業を見送り、翌春まで待つのが無難です。
- 暖かく明るい場所を確保 置き場所は明るい日向〜半日陰が基本。ただし作業直後の挿し穂は弱っているため、直射日光は避けた明るい場所に置きます。
- 親株が元気なときに行う 葉が黄変していたり葉焼けしている株は回復を優先。健康な枝から採るほど発根率が上がります。
- 冬は手を出さない 低温期は発根せず、切り口から傷みやすいだけ。剪定したい気持ちは春まで温存します。
用意するものと、切る位置
道具は多くありません。ポイントは清潔な刃物と、切り口から出る白い樹液への対処です。挿し穂は葉が2〜3枚つく長さで、節(葉のつけ根)を含めて切り取ります。
- よく切れる清潔なハサミ・ナイフ 刃が汚れていると切り口から傷みます。使う前に拭き、断面をつぶさず一度で切ります。
- 挿し木用の土と鉢 肥料分の少ない清潔な用土と、小さめの鉢やポットを用意します。水挿しで発根を目で確かめる方法もあります。
- 白い樹液を拭く布・水 ゴムの木は切ると白い樹液が出ます。手袋をして作業し、樹液は洗い流すか拭き取ってから挿します。
- 取り木用の水苔・透明ポリ袋・ひも 幹に巻いて湿度を保つための資材。透明な袋なら根の出方が外から見えます。
- 切る位置は節の少し下 葉のつけ根の下で切ると発根しやすく、親株側も新芽が出やすくなります。
成功率を上げるコツ
ゴムの木の挿し木でつまずく原因は、ほとんどが乾燥かいじりすぎです。葉から水分が抜けるのを抑えつつ、切り口は落ち着かせる。この2点を意識するだけで結果が変わります。
- 葉は減らすか半分に切る 葉が大きいぶん水分が蒸散します。枚数を絞る、または大きな葉を半分にカットして負担を軽くします。
- 発根までは動かさない 抜いて根を確認したくなりますが、そのたびに新しい根が傷みます。触らず待つのが最短ルートです。
- 用土は乾かしきらない 発根前は根がないので吸水できません。親株の「乾いたらたっぷり」とは分け、挿し床は湿り気を保ちます。
- 直射日光とエアコンの風を避ける 強光は葉焼け、乾いた風は葉先枯れの原因。明るい日陰で風の直撃しない場所に置きます。
- 複数本まとめて挿す 発根には個体差があります。数を打てば全滅のリスクを下げられます。
発根までの日数と、その後の管理
挿し木の発根はおおむね3〜6週間、取り木は水苔を巻いてから1〜2か月ほどが目安です。気温が高いほど早く、涼しいと遅れます。新芽が動き出したら発根のサインと考えてよいでしょう。
- 軽く引いて手応えを見る 発根していれば抵抗を感じます。時期が来るまでは試さず、確認は1回だけにとどめます。
- 鉢上げ後は徐々に通常管理へ 根が回ってきたら、水やりを「土が乾いたらたっぷり」へ切り替えていきます。
- ペットのいる家庭は置き場に注意 ゴムの木はペット毒性があるため、増やした株や切った枝・葉を犬猫の届く場所に放置しないでください。
手順
症状別の原因と対処
| 症状 | 主な原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 挿し穂の下の葉から黄色くなって落ちる | 水の与えすぎによる切り口の傷みや根腐れ。鉢上げ後に同じ症状が出る場合も過湿が原因です。 | 用土がしっかり乾くまで水やりを止めます。症状が続くなら鉢から抜いて傷んだ根を整理し、新しい土に植え替えてください。 |
| 挿し穂の葉に茶色い焼け跡ができる | 発根前の弱った状態で、急に強い直射日光に当てたことによる葉焼け。 | レースカーテン越しの明るい場所へ移します。屋外に出すときは数日かけて徐々に光に慣らしてください。 |
| 葉先が枯れる、葉裏に細かな点や薄い糸が見える | 空気の乾燥やエアコンの風、ハダニの発生。挿し穂は吸水力が弱く影響を受けやすい状態です。 | 風の直撃を避け、葉水と葉の拭き取りで湿度を保ちます。発生時は葉裏を洗い流し、必要に応じて薬剤で対処します。 |
| 何週間たっても根が出ない、切り口が黒ずむ | 低温期に作業した、刃物が汚れていた、または発根前に何度も抜いて根の元を傷つけた。 | 黒ずんだ穂は処分し、暖かい時期に清潔な刃物で挿し直します。挿したあとは触らず待つのが鉄則です。 |
| 鉢上げした苗がひょろ長く伸び、葉と葉の間隔が広い | 日照不足。発根後も暗い場所に置いたままだと徒長します。 | より明るい窓辺へ移動させます。伸びすぎた枝は生長期に剪定して樹形を整え、その枝をまた挿し木に使えます。 |
| 取り木部分の水苔が乾き、根が出てこない | 包みの密閉が甘く水苔が乾燥した、または削り方が浅く発根が促されていない。 | 水苔を湿らせ直してポリ袋でしっかり包み直します。乾きやすい環境では定期的に湿り気を確認してください。 |
ゴムの木(フィカス・エラスティカ)は犬猫に毒性がある植物です。作業で出た切れ端や落ち葉はその場で片づけ、手の届かない場所に置きましょう。
まとめ
ゴムの木(フィカス・エラスティカ)の増やし方で押さえるべきポイントは、この3つです。
剪定で切った枝を捨てずに挿すだけで、ゴムの木はもう1鉢増やせます。ペット毒性がある植物なので、増えた株や切った枝の置き場所だけは犬猫の届かない位置を選んでください。
基本の管理はゴムの木(フィカス・エラスティカ)の育て方|置き場所・水やり・冬越しのコツ【初心者向け】にまとめています。
※本記事の一部作成にAIを利用しています。植物の毒性情報はASPCAを参照していますが、体質により反応は異なります。
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