観葉植物の葉が黄色くなる|原因の見分け方と対処法

葉が黄色くなるの症状の参考写真 トラブル解決
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葉が黄色くなるのは、観葉植物でもっともよく見かけるサインのひとつです。当サイトの育て方記事から集計した42件の症例では、原因の大半が水のやりすぎ・過湿によるもので、そのほかに日照不足、強すぎる光、葉の寿命といったケースも見られました。ここでは、それぞれの原因を土の状態や黄変する葉の位置から見分ける方法と、具体的な立て直し方をまとめます。

葉が黄色くなるの症状の参考写真
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この症状で多い原因(当サイトの症例集計)

当サイトで公開している育て方記事から、「葉が黄色くなる」に当たる症例 42件 を集計した内訳です。

原因 件数 割合
水のやりすぎ・過湿 34件 81%
その他 4件 10%
日照不足 2件 5%
直射日光・強すぎる光 1件 2%
葉の寿命・生理現象 1件 2%

原因の見分け方と対処

1. 水のやりすぎ・過湿

見分け方:土の表面がいつも湿っていて、指で押すと湿り気が続いている。受け皿や鉢カバーの中に水が溜まっている。下の葉から順に黄色くなり、ひどい場合は葉が溶けるように傷む。鉢から抜くと根が黒っぽく傷んでいる。42件のうち34件がこのパターンで、まず最初に疑う原因です。

対処:まず水やりをいったん止めて、土をしっかり乾かします。受け皿や鉢カバー、ラッピング内に溜まった水はその都度捨ててください。今後は土の表面が乾いたことを指で確かめてから与えるリズムに切り替えます。それでも改善しない、または根の傷みが強い場合は、鉢から抜いて黒く傷んだ根を整理し、新しい用土に植え替えます。植え替えは春など生育期に行うと株の負担が少なくなります。球根植物で球根が傷んでいる場合は、傷んだ部分と葉を取り除き、風通しのよい場所に置きます。

2. 日照不足

見分け方:全体が黄色く枯れ込むのではなく、葉色が薄くぼやけて緑っぽくなるのが特徴。サンスベリアの覆輪のように、黄色い斑の色がはっきりしなくなるケースが目立ちます。土は極端に湿っておらず、置き場所が暗めの部屋や窓から離れた位置になっていることが多いです。

対処:より明るい場所へ移して様子を見ます。直射日光が強く当たらない、明るさが確保できる位置を選んでください。なお、斑入り品種の斑がぼやける場合は、葉挿しで増やした株がもともと斑を受け継いでいないこともあります。斑を確実に残したいときは、葉挿しではなく株分けで増やします。

3. 直射日光・強すぎる光

見分け方:日当たりのよい窓辺や屋外に置いた株で、真夏など日ざしが強い時期に急に色が抜けたように黄色っぽく変色します。土が湿りっぱなしという状態ではなく、光が強く当たっている面から傷むのが手がかりです。

対処:遮光するか、半日陰の場所へ移します。強い日ざしが直接当たらない位置で管理し、しばらく様子を見てください。移動先はいきなり暗すぎる場所にせず、明るさは保てる場所を選びます。

4. 葉の寿命・生理現象

見分け方:下のほうの古い葉や古い茎から黄色くなり、新しい葉は健康に育っている場合。秋になって葉が黄色く枯れてくる球根植物や休眠する種類では、季節どおりの落葉・休眠入りで異常ではないことが多いです。鉢が根でいっぱいになっているときも、古い茎から黄変することがあります。

対処:黄色くなった葉や茎は付け根・根元で取り除きます。休眠に入る時期なら水やりを徐々に減らし、種類によっては断水して見守ります。球根は乾かし気味に保ちます。鉢が根でいっぱいなら、春に一回り大きな鉢へ植え替えます。時期外れに黄変が広がる場合は季節の変化ではなく、水のやりすぎを疑って土の乾き具合を確認してください。

品種別の症例と対処

それぞれの品種でこの症状がどう出るか、実際の記事から抜き出した一覧です。品種名から詳しい育て方に移動できます。

品種 症状 原因 対処
エピプレムヌム・バウティニー 葉が黄色くなる 水のやりすぎや受け皿の水の放置による根の傷み 表土が乾いてから与えるリズムに戻し、傷んだ根を整理して植え直す
アグラオネマ・シルバークイーン 葉が黄色くなる 水のやりすぎによる根腐れ 土が乾いてから与えるように切り替え、傷んだ根は整理して新しい土に植え替える
スパティフィラム・センセーション 葉が黄色くなる 水のやりすぎによる根腐れ 水やりを控えて土を乾かし、受け皿の水は捨てる。傷んだ根は整理して植え替える
ヒメモンステラ・シェルツェリアナ 葉が黄色くなる 水のやりすぎや受け皿の水による根腐れ 土がしっかり乾いてから水やりする習慣に切り替え、傷みがひどければ鉢から抜いて黒く傷んだ根を整理し、新しい用土に植え替える
クルクマ 秋になって葉が黄色く枯れてくる 生育サイクルどおりの落葉・休眠入り(異常ではないことが多い) 水やりを徐々に減らして休眠に入らせる。枯れた葉は付け根から取り除き、球根を乾かし気味に保つ
ディオスコレア・ドルフィー 葉が黄色くなって枯れてくる 休眠に入るサイン、または根の傷み 季節的な休眠なら断水して見守る。時期外れなら水のやりすぎを疑い、用土の乾き具合を確認する
ジャスミン(マツリカ) 葉が黄色くなる 水のやりすぎによる根の傷み 水やりの間隔をあけ、受け皿の水は必ず捨てる。土が乾いてから与える
サンスベリア・ローレンチー 黄色い覆輪の色がぼやけて緑っぽくなる 日照不足、または葉挿しで増やした株 明るい場所で管理する。斑を残したい場合は葉挿しではなく株分けで増やす
シンゴニウム・ホワイトバタフライ 葉が黄色くなる 水のやりすぎによる根腐れ、または受け皿の水の放置 土が乾くまで水やりを止め、傷んだ根を整理して新しい土に植え替える。受け皿の水はその都度捨てる
サンスベリア・ハニー 黄色い覆輪が薄くぼやける 暗い場所での管理、または葉挿しで殖やした株 明るい場所へ移して様子を見る。斑を確実に残したい場合は葉挿しではなく株分けで殖やす
マドカズラ 葉が黄色くなる 水のやりすぎによる根腐れ 土がしっかり乾いてから与えるように改め、傷んだ根は整理して新しい土に植え替える
月下美人 茎状葉が黄色っぽく変色する 真夏の直射日光による傷み 遮光するか半日陰へ移し、強い日ざしが当たらない場所で様子を見る
アラレア(ディジゴセカ) 葉が黄色くなり土がいつも湿っている 水の与えすぎによる根の傷み 土の表面が乾くまで待ってから水やりし、受け皿の水は必ず捨てる。改善しなければ春に植え替えて傷んだ根を整理する
フィカス・トライアンギュラリス 下の葉から黄色くなり、土がいつも湿っている 水のやりすぎによる根腐れ 水やりを止めて土を乾かし、改善しなければ鉢から抜いて黒く傷んだ根を整理し、新しい用土に植え替える
オキザリス・トリアングラリス(紫の舞) 葉が黄色くなって溶けるように傷む 水のやりすぎで球根が傷んでいる 水やり間隔を空け、傷んだ球根や葉を取り除いて風通しのよい場所に置く
ヤツデ(ファトシア・ジャポニカ) 葉が黄色くなり土が湿ったまま 水のやりすぎ/根腐れ 水やりを控えて土を乾かし、傷んだ根を整理して植え替える
シペルス(パピルス) 下の茎から黄色く変色する 古い茎の寿命、または鉢が根でいっぱいになっている 黄色くなった茎は根元でカットし、春に一回り大きな鉢へ植え替える
シェフレラ・レナータ 下葉が黄色くなる 水のやりすぎによる根腐れ、鉢内が常に湿った状態 水やりを控えて表土がしっかり乾いてから与える。受け皿の水は捨て、傷みが強ければ春に傷んだ根を整理して植え替える
モンステラ・ボルシギアナ(白斑シラス) 葉が黄色くなる 水のやりすぎによる根腐れ 水やりの間隔をあけ、土をしっかり乾かす。傷んだ根は整理して植え替える
アスパラガス(スプレンゲリー) 葉が黄色くなる 水のやりすぎによる根の傷み、または極端な乾燥 土の状態を指で確認し、常に湿っているなら水やり間隔をあける。傷んだ根は植え替え時に整理する
ポインセチア 下葉が黄色くなる 水の与えすぎによる根腐れ、鉢カバー内の水溜まり 水やりを控えて土を乾かし気味にし、受け皿やラッピング内の水を捨てる。傷んだ根は植え替え時に整理する
シクラメン 葉が黄色くなって次々枯れる 高温・乾燥した空気、または過湿による根や球根の傷み 涼しい場所に移し、土の乾き具合を確かめてから与えるようにする
ゼラニウム 葉が黄色くなる 水のやりすぎによる過湿・根の傷み 水やりの間隔をあけ、受け皿の水を捨てて土をしっかり乾かす
フィロデンドロン・ヒメカズラ 葉が黄色くなる 水のやりすぎによる根腐れ 土が乾くまで水やりを止め、傷んだ根を整理して新しい土に植え替える
モンステラ・アダンソニー 葉が黄色くなる 水のやりすぎによる根腐れ 土が乾くまで水やりを止め、傷んだ根を整理して新しい土に植え替える
セローム 葉が黄色くなる 水のやりすぎによる根腐れ、または鉢内の過湿 水やりの間隔をあけ、土がしっかり乾いてから与える。改善しなければ鉢から抜き、傷んだ黒い根を切って新しい土に植え替える
シンゴニウム 葉が黄色くなる 水のやりすぎによる根腐れ 土がしっかり乾いてから水やりする習慣に切り替え、傷んだ根は整理して新しい土に植え替える
アンスリウム 葉が黄色くなる 水のやりすぎによる根腐れ 水やりの間隔をあけ、受け皿の水を捨てる。傷んだ根は植え替え時に整理する
フィカス・ベンジャミナ 葉が黄色くなる 水のやりすぎによる根腐れ 水やりの間隔をあけ、土をしっかり乾かす。傷んだ根は整理して植え替える
フィロデンドロン 葉が黄色くなる 水のやりすぎによる根腐れ、または受け皿の水の放置 水やりの間隔をあけ、土をしっかり乾かす。ひどい場合は鉢から抜いて傷んだ根を整理し、新しい土に植え替える
スパティフィラム 葉が黄色くなる 水のやりすぎや受け皿の水による根腐れ 水やりを控えて土を乾かし気味にし、受け皿の水は毎回捨てる。傷んだ根は植え替え時に整理する
アグラオネマ 葉が黄色くなる 水のやりすぎによる根腐れ 土が乾くまで水やりを控え、傷んだ根を整理して新しい土に植え替える
アレカヤシ 葉が黄色くなる 水のやりすぎによる根腐れ 土が乾くまで水やりを控え、改善しなければ鉢から抜いて傷んだ根を整理し新しい土に植え替える
ストレリチア(極楽鳥花) 葉が黄色くなる 水のやりすぎによる根腐れ、または受け皿の水の放置 水やりの間隔をあけ、土が乾いてから与える。傷んだ根は整理して新しい土に植え替える
オリヅルラン 葉が黄色くなる 水のやりすぎ・根腐れ 水やりを控える
テーブルヤシ 葉が黄色くなる 水のやりすぎ・根腐れ 水やりを控える
ドラセナ(幸福の木) 葉が黄色くなる 水のやりすぎ・根腐れ 水やりを控え、傷んだ根を整理する
ガジュマル 葉が黄色くなる 水のやりすぎ・根腐れ 水やりを控え、傷んだ根を整理する
モンステラ 葉が黄色くなる 水のやりすぎ・根腐れ 水やりを控え、傷んだ根を整理する
サンスベリア 葉が黄色くなる 過湿または寒さ 水を控え、暖かい場所へ移す
ポトス 葉が黄色くなる 水のやりすぎ/根腐れ 水やりを控え、傷んだ根を整理する
パキラ 葉が黄色くなる 水のやりすぎ/日照不足 水やりを控え、明るい場所へ

再発させないための予防

  • 水やりは日付で決めず、土の表面が乾いたかを指で確かめてから与える。常に湿っているようなら間隔をあける。
  • 水やりのあと、受け皿や鉢カバー、ラッピング内に溜まった水は必ずその都度捨てる。
  • 置き場所は明るさを確保しつつ、真夏の強い直射日光は遮光や半日陰への移動で避ける。
  • 根詰まりや根の傷みが疑われるときは、春の生育期に鉢から抜いて傷んだ根を整理し、新しい用土に植え替える。
  • 下葉や古い茎が黄色くなったら早めに付け根から取り除き、風通しのよい状態を保つ。

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